【提携農家さんインタビュー】内定を蹴って農家の道へ⁉はれやか農園・槇紗加さん(27)

n!ce creamは、「もったいないを減らして、おいしいを増やす」をコンセプトに、食べられるのに廃棄されてしまう規格外農産物をアイスクリームとして活用しています。
私たちがアイスクリームを通じて届けたいのは、単なる味覚としての美味しさだけでなく、その背景にある風土や、生産者さんの志そのものです。
提携農家インタビューシリーズの第ニ弾は、小田原市で独立就農し柑橘農家を営む、はれやか農園の槇紗加さんにお話を伺いました。

規格外という言葉の裏側に隠された、果樹栽培の奥深さと、次世代へつなぐ農業の形。n!ce creamがなぜ槇紗加さんの果実に惚れ込み、共に歩むことを決めたのか。
素材がアイスクリームへと姿を変えるまでの物語を、ぜひご覧ください。
農園とご自身についての自己紹介

槇さん神奈川県小田原市で「はれやか農園」を営んでいる槇紗加です。
大学では教育について学び、卒業後は一般企業への就職も決まっていましたが、「農業に挑戦したい」という思いから内定を辞退し、小田原市の矢郷農園で約2年間の研修を行いました。
その後、2023年に独立就農し、現在はレモンを中心に、湘南ゴールドや温州みかん、バレンシアオレンジなどの柑橘類、キウイフルーツを栽培しています。
また、農業をもっと身近に感じてもらいたいという思いから、子ども向けの農業体験教室の運営などにも取り組んでいます。



内定を蹴って農家の道へ…!
一大決心された槇さんの裏話が気になりますね…!
はれやか農園の特徴を教えてください!


はれやか農園は、小田原の海と山に囲まれた自然豊かな環境で、レモンを中心にさまざまな柑橘類やキウイフルーツを栽培しています。
「農業をもっと身近に、もっと楽しく」をテーマに、果物を育てるだけでなく、農業体験や子ども向け教室なども行っています。
収穫体験や販売体験などを通して、生産者と消費者がつながる機会をつくることも大切にしています。
槇さんの農業従事の背景


なぜ農業に従事しようと思ったのでしょうか?
大学生の頃、さまざまな農家さんのもとを訪ねてお話を伺う機会がありました。その中で、耕作放棄地の増加や担い手不足など、農業が抱えるさまざまな課題を知りました。
また、農家さん一人ひとりが地域や自然と向き合いながら仕事をしている姿に魅力を感じ、「自分も農業に関わることで地域の未来につなげたい」と思うようになりました。
卒業後は一般企業への就職も決まっていましたが、その思いを諦めきれず内定を辞退し、小田原市の矢郷農園で2年間の研修を経て独立しました。
現在は果物を育てるだけでなく、農業を通じて人や地域がつながるきっかけをつくりたいという思いで日々活動しています。
農業に従事する中で楽しいことやうれしいこと、反対に苦労やつらいことなどの経験を教えてください。
一番うれしいのは、私たちの果物を食べたり、農園に遊びに来たりした方が「なんだか元気が出た」「楽しかった」と笑顔になってくれることです。



はれやか農園という名前には、「果物を通じて、はれやかな気持ちになってほしい」という思いを込めています。
レモンを食べた時や農園で過ごした時間を通して、少しでも前向きな気持ちになっていただけたら、それが何よりのやりがいです。



農園の名前の由来の通りの循環ができているように感じますね!素敵!
一方で、農業は自然相手の仕事なので、自分ではどうにもできないこともあります。特に今年は大雪の影響で多くの果実に被害が出ました。
大切に育ててきた果実が思うように販売できなかった時は悔しさもありましたが、その経験を通じて改めて農業の難しさと向き合うことができました。
規格外品への実情


はれやか農園の農産物に対して、どのような規格外品があるかや、過去に規格外や販売先に困った経験などはありますか?



果物は自然相手のため、毎年一定数の規格外品が発生します。
風による傷や形のばらつきなど、味には問題がなくても販売が難しいものがあります。
また、今年は大雪の影響が大きく、レモンや湘南ゴールドをはじめ、多くの柑橘類に被害が出ました。見た目だけでなく果実の中身にも影響があり、例年通りの販売が難しいものもありました。
時間をかけて育てた果実が十分な状態でお届けできないことは、生産者としてとても悔しく感じました。一方で、こうした経験を通じて、規格や見た目だけでは測れない果実の価値について改めて考えるきっかけにもなりました。



今回は2月の大雪で被害を受けた湘南ゴールドも
n!ce creamとして生まれ変わらせることができました!
\ はれやか農園の湘南ゴールドをレスキュー! /
n!ce creamとの取り組みについて


n!ce creamの取り組みに対して、なぜご一緒しようと思っていただけたのかを教えてください。
n!ce cream代表の岸さんとは、4年ほど前からの付き合いです。
出会った当時、岸さんは農業法人に勤めていて、農業のことや地域のことについてよく話をしていました。その後、小田原へ移住されたことでさらに交流が深まり、お互いの活動を応援し合う関係になりました。
そんな岸さんが立ち上げたn!ce creamは、規格外品や未利用の農産物に新たな価値を生み出す取り組みを行っています。



生産者としても共感する部分が多く、「ぜひ一緒に取り組みたい」と思いました。
特に今年は大雪の影響で販売が難しい果実もあったため、こうした形で果実の魅力を届けられることをとてもうれしく思っています。



槇さんやはれやか農園きっかけでn!ce creamを知ってくださったお客様も多く、本当に感謝です!
素材がアイスになった際、なにか思うことや感じたことがあればお気持ちをお教えください。
今年は大雪の影響で、レモンや湘南ゴールドをはじめ多くの果実に被害がありました。
そのような状況の中で、果実がアイスとして新たな形に生まれ変わり、多くの方に楽しんでいただけることをとてもうれしく思っています。
また、以前から農業について語り合ってきた岸さんが、自身の事業を通じて農産物の新たな可能性を広げていることもとても素敵だと感じています。
農業は自然相手の仕事なので、どうしても販売が難しい果実が出てしまうことがあります。しかし、その果実が加工によって新たな価値を持ち、多くの方に楽しんでいただけることに大きな希望を感じました。
このアイスをきっかけに、小田原の農業や果物の魅力にも興味を持っていただけたらうれしいです。
最後にメッセージ


はれやか農園という名前には、「果物を通じて、はれやかな気持ちになってほしい」という思いを込めています。
果物は自然の恵みの中で育つため、毎年同じものはできません。だからこそ、一つひとつに個性があり、生産者の思いや自然の力が詰まっています。
今回のアイスを通じて、果物のおいしさだけでなく、その背景にある農業や生産現場のことにも少し興味を持っていただけたらうれしいです。



皆さまの日常が、果物やアイスをきっかけに少しでも「はれやか」になれば、生産者としてこれ以上うれしいことはありません。



「はれやか」な気持ちになること間違いなしです!
これからもおいしい柑橘を作っていってください!
\ 夏にぴったりのキウイフレーバー! /
私たちn!ce creamは、
出荷規格を外れ、食べられるのに
廃棄にならざるを得ない農産物をアイスクリームへ
生まれ変わらせています。
あなたの「おいしい!」という一口が、
そのまま生産者を守る支援へと繋がります。


この記事の監修者
岸 はつみ
n!ce cream代表
「もったいないを減らし、おいしいを増やす」アイスクリームブランドn!ce cream代表。学生時代に農業に興味を持ち、大学卒業後は農業法人に勤務。自社農産物の加工品事業担当を経験し、現在はn!ce creamを運営。企業とのフードロス・サステナ事業への共創パートナーとして事業参画も実施。地域の農・食の持続可能なあり方を模索中。
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